大安吉日、一粒万倍日、天赦日を吉日だと思っていませんか?

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「吉日」とネットで検索すれば、大安吉日、万事に宜しとか、一粒万倍日が良いとか、天赦日が良いとか出てきます。しかし、それらの情報を鵜呑みにし「吉日」とするのは実は間違っているのです。

大安、一粒万倍日、天赦日は全ての人にとって良い日ではありません

なぜなら、個人により避けた方が良い日が存在するからです。それは、自分が生まれた年と冲(ちゅう)となる日、三殺(さんさつ)となる日です。いくら「天が許した日」「万事が吉で一年中使ってよい」と言われる天赦日でも、自分の生年支が冲、三殺にあたる日は吉日とならないのです。ちなみに、最近ですと2018年9月13日は天赦日でしたが、戊申(つちのえさる)日でしたので、申の冲にあたる寅年生まれの人、申が三殺になる亥・卯・巳年生まれの人は「吉日として使えない日」だったのです。

冲とは?

子⇒午 丑⇒未 寅⇒申 卯⇒酉 辰⇒戌 巳⇒亥 午⇒子 未⇒丑 申⇒寅 酉⇒卯 戌⇒辰 亥⇒巳

例えば、あなたの生まれた干支が「卯」の場合は、冲は「酉」ですので、何か重要な事柄は、「酉の日」はさけた方がよいということです。重要な日とは、大事な契約とか引越し、入籍、会社を登記するなどです。

三殺とは?

申・子・辰⇒巳・午・未

寅・午・戌⇒亥・子・丑

亥・卯・未⇒申・酉・戌

巳・酉・丑⇒寅・卯・辰

※左が生年支、右が三殺

例えば、あなたの生まれた干支が「丑」の場合は、三殺は「寅・卯・辰」なので、何か重要な事柄は、「寅・卯・辰の日」はさけた方がよいということです。また、冲と併せると「寅・卯・辰・未」はさけた方がよいということです。

【超重要】天赦日に関する驚愕の事実

天赦日は、「天が許した突然の恩恵」という意味があり、「万事が吉で一年中使ってよい」とされています。※ただし、生年支と冲・三殺にあたる日は避ける。しかし、実は天赦日は「とある神殺」と組み合わさると、その神殺の凶意を増幅させる役割に変わります。つまりは、万事が吉とならず、凶となるのです。そんな日はいくら天赦日とはいえ、しかも、自分の生年支と冲・三殺にならなくとも「避けるべき日」となるので、使ってはいけない日となるのです。

ちなみに、そのとある神殺とは往亡(おうぼう)という神殺。往亡は、天赦日と合わさると、更に凶意を増します。往亡の日に行っていけないのは、営業や、新居への住み始め、手術など。※その他、天赦日と組み合わせの悪い神殺はいくつか存在します。

最後に

昨今ネットで調べれば、色々な情報が手に入ります。中には本当に役に立つ情報やノウハウもありますが、天赦日や吉日に関しては私から言わせれば「ネット検索でアクセスや広告収入を目当てにした薄っぺらい記事」にしか見えません。安易に「天赦日だからいい」「今日は大安・天赦日・一粒万倍日が重なった最強の日」と信じるのは危険です。それでいて、薄っぺらい情報を信じたがために、得たい結果を得られず、「占いなんて所詮・・・」とか「風水なんて所詮・・・」となるのはやめてほしいんですよね。まあ「吉日」と調べて上位表示されるのがすべてそんな内容であれば致し方無いところもありますが、ここは少しネットの弱点かなあと私は思います。ひとまず、今回はちゃんとした事実、情報を知ってほしいという狙いでこんな記事を書きました。吉日はきちんと選べば、相応の効果が得られるのです。

◆この記事を書いた人
占い屋ホシゾラ代表飛鳥宗佑
占い屋ホシゾラ代表:飛鳥宗佑(あすかそうすけ)
1981年生まれ(40歳)占術:姓名判断、四柱推命、九星気学、擇日

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